アテネ;「アテナイ人諸君!」と同一化するべくアクロポリスの丘中心に巡る
アクロポリスの丘を中心とした観光を実行
アクロポリスの丘に登ってアテネという街を一望してみると、なんとなくこの街の全体像が見えて来て、これがアテネという街なのかと分かった気がする。あくまで気がするだけで、実際のところなにもわかっていない。
アクロポリスの丘から俯瞰して街を眺めることができたので、
次にアテネという街を知るために、バスに乗って街を知ろうとした。
というよりも、アクロポリスの丘に登ったのが太陽が空の中心に位置しており、
とても暑く、こんな暑い中歩く気力するらなかったというのが実情である。
というのも、私はまず見知らぬ国に行ったらこのツアーバスに乗ってみるのをお勧めしたい。ルート自体が観光客向けに作られているので、その都市の主要な観光地を巡ってくれて、どこに何があるかというのがなんとなくわかり、街の大体の感じがなんとなくわかる。
確かに値段は高く、普通に交通機関を利用するのに比べて割高であり、昔は私はこのツアーバスを使うことを躊躇していたが、今ではあれば乗るようにしている。
とりわけ、夏のアテネは30度を超え、日差しも強く、日中に時間がある中、外で出て歩く気力もない中では、オススメである。(もちろん二階建ての屋根付きのバスを選ぶ)
バスに乗りながら、要所要所のスポットについて説明を聞きながら、街を眺めるのは結構な乙なことであり、旅してるーぜ、的な感じを満喫できる。
アナウンスの中で、ここは様々なものが売られており、とても賑やかな場所である的な説明があったので、急遽降りることにして散策。
一休みに、ギリシャヨーグルトを食べる。
日が和らいできたので、アクロポリス博物館へと訪れた。
この美術館一言で言うと、おしゃれである。センスを感じさせる美術館で、主にアクロポリスの丘で発掘された品々を展示している。
時代ごとに作品が、並べられており、説明もわかりやすく、眺めていると、美術館全部を見る前に、閉館時間となってしまい退出することになった。ギリシャの歴史はあまり知らなかったが、どうやらギリシャ神話というものが、ギリシャではとても大切なものであり、ギリシャ神話にまつわる作品がほとんどであった。勉強でもしようかなーという気にさせてもらえる。
日が沈んでいき、次に野外コンサートへ行こうということになり、野外コンサートへと向かう。地球の歩き方では、この辺りはしばしば強盗が出るから注意して歩くようにと。。そんなことが書かれていると、少し身構えてしまうものの、他にも観光客が周りにいたので、まあ、大丈夫かなと、楽観視しながら目的地へと向かうが、問題はそこにはな、今日コンサートがなかったことが問題だったのだ。
だんだんと日が沈み、薄暗くなり、視界も暗くなる中、さすがに地球乗る歩き方の注意書きも頭の片隅に残っていたので、立ち去ったほうが良いかと思うが、実はこの辺りに、もう一つ訪れるべきポイントがあったので、足早に向かった。
これがソクラテスが牢屋に入れられていた場所とか、そうではないとか、どうやらあまりはっきりとしてはないが、あまりに時代が遡ってしまうと、情報も不確かになるらしい。イスラエルに訪れた際の、イエス・キリストの牢屋も2箇所あり、それもあやふやであったし。
もひとつおまけに、アクロポリスの丘が良く見える丘があるとのことで、そこも登ってみた。ここも結構観光客がいたので、強盗はもう気にすることはなかった。いざとなれば、たまに筋トレで鍛えた肉体と、バスケで磨かれた敏捷性でどうにかなるだとうと。
この丘には、当時の城壁のようなものの、一片が残っていた。
最後に辺り一帯が暗くなり、街自体が夜へと変貌したため、私も夜のモードへと変身した。観光地で地元のビールを飲むとこの行為こそが、旅の醍醐味と言えるのだろう。
こんな感じでおしゃれなバーがあったので、ギリシャのウゾーを飲む。
このウゾーは飲んでみると、アニスの香りがツンとくるし、アルコール度数も強く、
私にはクセがあるから、イマイチな感じがする。初めてアブサンを飲んだ時と限りなく近い印象を受けた。
まーせっかくだから、飲むといった感じではあるが、ギリシャからパリへ戻ってまでは飲みたいとは思わない。しかし、どこのレストランにも置いてある飲み物であった。
なんにせよ、寝る前に飲むお酒というものは、良いものだ。