アテネ:アテナイのアゴラを探索
8月の真ん中の季節にアテナイのアゴラを訪れた
アテネへ行くと必ず訪れる場所、アクロポリスの丘そして、続いてがアゴラ。
このアゴラ、日本の雑誌でも同じような名前の雑誌があったが、元はここからきているのではないか。ギリシャ語で市場、広場を指す。
それにしても日本人は観光をする時にハードスケジュールになりがちであり、いかに観光地を効率的に回るかに命をかけている気がする。
私も以前そうだったけれども、旅こそはダラダラと回るほうが精神的、総合的に、そしてgoodなリズムなんじゃないかなと、つまり欧米人のようなスタイルになってきたわけである。
それにしても、アテネは暑い、最高気温は33℃、いやそれ以上であり、海も近いことから結構湿気もあり、余計に暑い。パリを出た時は最高気温25℃おまけに、湿度もなく過ごし易かった。
このアゴラを行くにあたって、それ以外にも過去のアゴラ的なものがいくつも存在しており、宿泊先から近い方からどんどんと訪れた。
説明文に、ここには市場として栄え、大勢の人々で賑わったと書かれているが、今では当時の建物の残りの柱が、通りの両端にある樹木のように並んでおり、相当想像力豊かな人でないと、当時の面影を思い描くことが難しく、個人的に当時のモデルや絵なども一緒の載せて欲しい。
この建物は、結構保存状態が良く、当時は日時計として使用されていたようで、こういった保存状態も良いものを見ると、なるほど〜すごいなーと感心できる。ただの石ころのかけらなどが置かれて、これは当時の建物の一部で言われても、チンプンカンプンである。
こちらも保存状態がよく、当時図書館として使用されていた建物のようで、それにしても紀元前から図書館があるなんて、文化として相当優れたものがあったのだろうと思う。
これら上記の写真が、この図書館があったと言われる場所の写真であり、そう図書館遺跡。本らしきものがないので、いまいち図書館感がないものの、立派であった。
アゴラに向かう前に、暑さにやられてヨーグルトのお店へと入った。ギリシャの特産としてギリシャヨーグルトは食べておくべきであり、ここのヨーグルトは、ヨーグルトアイスであり、限りなくソフトクリームのヨーグルト味といった感じで、暑い夏にぴったりだった。
ヨーグルトの量によって値段が変わり、トッピングも自分でやりたいようにできるというシステムで面白く、私は無難にヨーグルト蜂蜜、いちご味にしといたものの、基本に忠実のためか美味しかった。
そして、メインのアテナイのアゴラ。
こちらが入り口であり、上を見上げるとアクロポリスの丘が見えている位置。
当時の面影を忍ばせる遺跡群。
この写真の場所で、ソクラテスなど偉大な哲学者たちが議論していた場所のようですが、今ではその面影を全く感じさせることができず。
保存状態の良い建物。
結構写真ではわからないかもしれないが、ギリシャにはセミがおり、このセミの鳴き声のせいで暑さが倍増する。日本人にとってはそれ以上にセミが多いのでマイルドに感じるかもしれませんが、パリではセミの鳴き声が皆無のため、暑さ倍増。
こちらが当時の建物を再現したものであり、こんな建物が紀元前の頃からあるということに、ギリシャ、およびローマ帝国の偉大さを感じさせれる。
こんな感じで、アテネはいたるところの落書きがあり、これもアートなのだろうか。
自分にはまったくわからない、これらは石材に書かれているので、消すのはなかなか難しいのか、個人的には残念、というか落書きやめなはれといいたくなる。
時代が頃なるビザンチ式の教会。
アテネのアルゴを訪れることで、当時の人々の息吹を少しは感じることができたと思う。それにしても8月のアテネは暑い、確実に熱中症対策が必要であり、当たり前であるが水は常備し、帽子必須、そして疲れたらギリシャヨーグルトを食べ、回復すべし。