ギリシャの10日間の夏のバカンスを「パラダイスビーチ」で過ごす
ミコノス島のあのパラダイスビーチへと向かう
ミコノス島滞在3日目、これといってやることもなく、やることは海へ行き泳ぐこと、それぐらい。ミコノス島には幾つものビーチがあり、とりわけ有名なのがゲイやヌーディストビーチとしても知られているパラダイスビーチに向かった。そもそもこの2つのキーワードだけでも、十分に気になってしまうビーチ。
最初の写真は、別のビーチで、意を決して女の子が飛び込もうとしていたので、思わず写真を撮った。このビーチからパラダイスビーチへと水上バス(船)で移動した。船でビーチからビーチへの移動自体が面白く、船のおかげで風もあり、美しい海を見ながら、移動する。これだけで結構満足。
写真を撮る中でも、子供がいる写真はとても好き。そもそも人がいた方が、やっぱり写真がより力が入る、さらに子供の無邪気な感じ、純粋で、シンプルな姿に惹かれてしまう。
パラダイスビーチの近くの、そこまで有名ではないビーチでも昼のゴールデンタイムにはたくさんの観光客でいっぱいとなり、これぞ夏のギリシャの姿でもある。
相変わらずのビーチの綺麗さに、ギリシャの海は綺麗だなと何度もつぶやいてしまう。
海の色からして、日本のその辺の海とは桁違いの透明度。そしてそれに加えて、ギリシャの街並みが合わさることで、ギリシャは世界中から観光客が訪れるバカンスの国としてやっていける。一度ギリシャ危機もあったけれども、これからも観光客は21世紀の主力産業として、今後も伸びていく中、ギリシャはさらに観光国として磨きをかけていけば、やっていけるんじゃないかなと思う。
そして、胸を膨らまして到着したパラダイスビーチ、どこに多数のゲイがおり、多数のヌーディスト達がいるのかと思い、キョロキョロとしていたが、なんてこともない普通のビーチだった。知名度があるせいか他のビーチよりも観光客が多い、ただそれだけで、それ以上でもそれ以下でもないビーチ。おかしいなーと思いながらも、今日はここで過ごそうと決めたいたので、まずは昼食を取ることにした。
こんな観光地化されたビーチの店のパスタなんて大したことないと、タカをくくっていたが、海鮮がこんもりとのせられて、満足な味であった。そのへんのレストランよりも全然美味しい。
これがパラダイスビーチの風景であり、どこがパラダイスなのかわからない、期待値を上げすぎたせいか、がっかりさえしてしまう。地球の歩き方を詳しく見てみると、どうやらヌーディストの人たちは、観光客が少なくなる、9月などから現れるようだ。だから、こんな8月の真夏にはいない、それもそうだ。こんなに観光客がいると、あまりの視線にリラックスなんてできはしない。
夕方4時を過ぎると、ビーチの後ろにあるバーから音楽が流れ出して、いよいよダンスタイムの始まりのようだ。
まだまだ日の光が強く、ガンガンに明るい中からダンスを踊り出し、夜になるとさぞや盛り上がるのだろう。ここでやっとパラダイスビーチと呼ばれる理由がわかった気がする。ミコノスタウンからパラダイスビーチのバスは朝方まであり、夜こそが活気に満ちたビーチとなるんだろうな。
夜まで待つ気力もなかったので、パラダイスビーチを切り上げてミコノスタウンへと向かった。まだ夕日は見れる時間でもあり、せっかくだからギリシャ最後の夕日をミコノスタウンから見ることにした。
夕日が見れるカフェがあったので、ここで一杯飲むことにした。それにしてもこの写真の席、波が荒いせいか、ビシャビシャと波がかかっていた。
ミコノスタウンのカフェから見えた夕日、これがギリシャ最後の夕日かと思うと、感慨深いものがある。ギリシャに滞在して、約10日間の旅も終わりが近づいてきた。
夕日も沈み、観光地の一つでもある風車の場所へと向かったが、とんでも風の強さ、そして寒い。写真を撮り足早に撤収。
そして、最後の夕食、最後の晩餐へと向かった。
最後にふさわしいレストランで食事をしたいものだと、ホテル近場のレストランへと足を運んだが、どうもが不思議な味わいの食べ物達であり、最後まで頭の中にクセスチョンが浮かんだのであった。旅の終盤ともなり、ギリシャの料理を制したと思っていたが、まだまだギリシャの料理は奥が深く、こんなものではないという洗礼なのだろうか、なんとも言えない料理だった。
そして、翌朝ミコノス島4日目。今日も快晴の中、部屋で荷造りを終えて、ミコノス島からパリ行きの飛行機に乗り、この夏のギリシャの10日間の旅を終えたのであった。