総合的に良かった島:サントリーニ島
サントリーニ島のビーチで時を過ごす
日本にいるときは、海辺の楽しみ方は2つしか知らなかったと思う。1つ、海で泳ぐ。2つ目は、海で釣りをする。この2つだけであった。今ではこれらに加えて、海で食事をする、海でダラダラと波の音を聞きながら、ゆるやかな時の流れを過ごすことを覚えた。とりわけ、後者の2点が、ヨーロッパ式の夏の海辺の過ごし方だと思う。
サントリーニ島三日目の滞在の夜、海辺のタヴェルナで食事をした。
ホテルの人にオススメの店を聞き、そこのお店は魚が美味しいと言っていたので、魚の盛り合わせを頼むことにした。日本での魚の値段に比べると、格段に高く3000円以上したが、せっかくの機会なので食べた。
見事に様々な種類の魚が焼かれ、レモンと一緒に添えられるというシンプルなスタイルであった。とりわけ感動したのが、この中にサンマと思われるものが含まれていたこと。フランスでは中々、サンマを食べる機会がなく(というか1度もなく)、日本料理の中でも食べたいものであったので、とりわけ感動的だったなー
そしてギリシャ料理の定番のタラモ。これとパンとの組み合わせは美味しく、魚の卵とチーズとでできており、味は明太子をソフトにしたようなもので、パンとコレだけでも十分だったりする。
同じビーチでも時間帯によって雰囲気が変わるもので、翌朝の早朝に同じ浜辺を散歩した。ちょうど日が昇る頃であり、当然人はほとんどおらず、中国人が数人ほど浜辺にいた。往々にしてどこでも中国人は朝方なのか、朝の観光地に高い割合でいる。歩いていると、「你好」とあいさつをくれたので「你好」とあいさつをした。(中国人と思われたようである)
早朝のビーチは、とても気持ちの良いものである。なんとも言えず、昼間に比べると神秘的であり、自分の気持ちも、この浜辺と同化されて満たされた気持ちになり、人間は自然と一体だなーと思う。都市に住んでいると、自然についてこんな風に感じることもないから、これもバカンスの良さかもしれない。
ホテルへと戻り、昼になり気温が上昇してきたので、ビーチに泳ぎに出かけた。
この頃には、多数の観光客が海辺で泳いでいた。人がいようがいまいと、海の水はとても綺麗で、透明であり、泳いで潜るとたくさんの魚たちがいた。今日もせっせと海藻類を食べていた。
泳いでは、パラソルの下で休憩し、本を読んだりした。無数のパラソルの中でも、海辺に近い最前列にしたので、すぐ足元まで波が来て、気持ちが良かった。
このビーチ、島の東側に位置しているので、日の出は見える。しかし、日の入りは見えない。夕方にもなり、風が出てきて、水温も冷えてきたので、ホテルへと戻り、私はあとは、ダラダラとするだけかなーと思っていたた、妻がどうぜならフィラへ行き、夕日を見ようと提案したので、確かにそれもそうだと思い、フィラへ向かうことにした。
なんとか、夕日が沈む前にフィラへと到着することができ、夕日を見ることができた。確かに、この夕日見れて良かった。フィラの夕日は特別なのである。
ここでしか見えない夕日であり、なんとも言えない(うまい表現ができないので、伝わらないと思いますが)。今でもフィラの夕日を思い出すと、また行きたいなーと思わせるものを持っている。
言葉にならないので、写真をペタペタと張ることにしました。
そして、日が沈み、周りは真っ暗になり、今後は街がライトで照らされ、これまた別のキレイである。
この時間が、黄昏時というのか、なんともロマンチックでもあり、カップルや新婚にとて人気ともなる理由でもあり、私は同意する。Yes,行きべきである。
夕日も沈み、残すは夕食を食べるだけになったので、タヴェルナを探すことにした。この日は、サントリーニ島最後の夜であり、せっかくの景色に見とれていても、夕食が不味かったら台無しである。そのため美味そうな店を、探して入ることにした。
美味しそうな店を探すにあたって、私の思うことは、そのお店のエネルギーを感じるようにしている。これまでの経験上、美味しいお店は、このエネルギーが満ちている。日本でも以前はやったパワースポットと同じような感じで、確かにそこに行くとエネルギーが高く、癒されるような場所。それと同様に、レストランにも同じことが言える。
そして、ここがギリシャ料理のパワースポット。
味は美味かった。最初の一品目は、んーおかしいな、パワースポットではないかもしれないと、自分の能力を疑ったが、2品目、3品目は当たりだった。満足である。
夜のフィラは、食事を楽しむ観光客と、同時に買い物を楽しむ観光客で街の通りは、こんな感じである。
総じてサントリーニ島は、観光に適している島であり(当たり前だが)、満足のいく島となった。また、来たいなー思わせる島、サントリーニ島。
翌日、今後はミコノス島へと向かうのであった。