自ずと道はbonheur〜♪

写真を中心にパリの出来事、旅、備忘録を含めた写真家ブログ

希望の国へのエクソダス

久日ぶりにメキシコから日本に戻ってきて、日本を眺めてみると、確かにゴミもなくきれいである。とりわけ空港から電車に乗った時、ちょうど平日の朝で通勤ラッシュでもあり、どんどん人が乗っていく姿を見ていると、なんだかとても不気味に思えてきた。

 

とりわけ電車の中が、とても静かであり、人がまるでロボットのように、感情もなく電車に乗っているように思えてきた。

 

毎日同じ時間帯の電車に乗り、そして会社に行き、そして家に戻って寝る。電車も概ね時間通りに到着する。社会を動かす分には申し分ない。

 

しっかりと会社で働き、世の中のために働くわけである。そこに何も悪いことはない、けれども一人一人の感情、思いの部分が無視されているように思える。

 

人がまるで機械のようで、感情もなく、ただ働くロボットのような印象を受けた。

その時、家族で帰っており、子供がちょうどグズリ車内で泣き出していた。

 

そのことに誰も何もいうわけでもなく、内心で「うるさいな」と思っているのだろうと思うと、一刻も早く電車をでたい気持ちになった。

 

「この国には何でもある。ただ、『希望』だけがない

 

 

 

これは、村上龍氏の小説「希望の国のエクソダス」のフレーズであるが、そのことをふと思い出した。

 

切実にどうにかこの国を脱出して、別の国で暮らしたいと思った。