自ずと道はbonheur〜♪

写真を中心にパリの出来事、旅、備忘録を含めた写真家ブログ

愛と幻想のファシズムを久々に読み

家の中を断捨離している最中に、この本がチラッと目に入り、

久々に読んでみたいなと思い、読み出しました。

 

村上龍さんの愛と幻想のファシズム

 

愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)

愛と幻想のファシズム(上) (講談社文庫)

 
愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)

愛と幻想のファシズム(下) (講談社文庫)

 

 

 

昨年フランスの大統領選でも、マリン・ル・ペンの極右が政権をとって
しまうと、ファシスト政権になってしまうかもしれないと危惧されていました。

 

ロシアのプーチン大統領、トルコのエルドアン大統領など長期政権が続く中、

アメリカのトランプ大統領のアメリカファーストを掲げ、新たな世界での権力
構造が変わりつつある中、誰が国のトップになるかと言うのは

とても重要なことです。

 

そして、この本では、日本がファシズム政権を取っていく経過を

主人公のトウジを中心とした狩猟社の誕生から描いていおり、あながち

現実でもこんなトウジみたいなタイプの指導者がいると現実に起こってしまう
のではないかと思わせることです。

 

村上龍氏の作品は、既存のシステムを登場人物が壊していく過程を描いている

小説が多く、これらを描くのには、圧倒的な知識。

経済、政治、軍事、国際関係など詳細に理解し得ないと、面白みがかけてしまうん

ですが、ものすごい知識量が本に詰め込まれており、本を読む強制力と

なってどんどん読めてしまいました。

 

以前読んだのが8年ぐらい前でしたが、読んだきっかけが、確か最初に

半島を出よを読み、あまりの衝撃に別の村上氏の本を読みたくなり、

そこから読み進めました。

 

この世の中はシステムで構築されており、このシステムに人間は操られている。

そんなことをこの人の小説を読んでいると、思ってしまいます。

 

翻って、現在の日本。

私はどんどん日本も変わりつつあり、これまでの価値観から新しい価値観へと
移行してい最中であり、既存の価値観を変えずにいる人の発言や社会構造

でいることで、今の状態に合わなくなり、そこから問題が生じており、顕在し

自分たちが持っていた価値観に気づく。

問題が起こるからこそ、自分たちの価値観を見直せるチャンスでも、

そこから新たな日本へと脱皮しているんだと思っています。