パリの20kmラン
パリに大勢のランナーが集結
10月8日、日曜日のパリエッフェル塔タワーがスタート地点となり、20キロランが行われた。20キロだからマラソンではないわけであるものの、多くの人が参加した大きなイベントだった。
自分は今回も学校のジャーナリストの授業の課題で取って来いと言われていたので、撮ることにした。この宿題がなければ、このイベントのことを知る由もなかった。
このコース、とりわけ走ることが好きな人は、パリの景色を楽しめるようにできているコース。走るためにパリに来てもいいんじゃないかと思う。
コースは、エッフェル塔→凱旋門→セーヌ川→コンコルド広場→ルーブル美術館といった具合に設定されており、走りながらパリの主要観光地を見ることができる。
20キロ走と、フルマラソンに比べると距離が短いため、老若男女問わず、様々な人々が参加したイベントだった。
最初は、スタート地点付近で写真を撮っていたので、人々の表情は割と余裕そうであり、これから走ってやるぜといった感じの表情でだった。
しばらく取った後に、終盤の地点とも言える、セーヌ川沿いの橋を渡り折り返す地点で、写真を撮っていると、結構みな苦しそうな顔をしていた。
写真を撮るときは面白いもので、苦しそうな表情をしている人の写真を撮るときのほうが、なんだか心が動き、一人一人の表情が美しいと思ってしまう。そして、同時に頑張れと励ましたくなるような気持ちになった。
なかには、仮装した格好もいたり、右手にワイングラスを抱えている人、なぜかセグウェイに乗っている人もいたりと、様々で仮装パーティーのようでもあった。
なんだか写真を撮っているうちに、走っている人がうらやましくなり、自分も走りたくなってきた。来年、もしくは次に走る機会があったら、出場したい。
走っているお母さんを、橋で待っていた子供たちが応援し、話しかける姿がなんとも微笑ましい。走ることは、いいな。
そんなことを思えたパリ20キロラン。