パリのデモに参加した:バスティーユ
パリのバスティーユ・スタートのデモ
フランス・パリのデモに参加した。そもそも自分はこれまで恥ずかしながら、デモというものに参加したことがなかった。フランスの教育では、小学生にデモは参加することは良いことであると教えているようだ。一方、日本では記憶をしている限り、そんなことは言われたことはない。というか、ちょっとした反体制になるから、教えないのだろうか。
正確に言うと、デモに参加したわけではなく、写真を撮ったという方が、限りなく近い表現だけれども、フランスを知るには、デモを見ることをお勧めしたい。
なんてったて、フランスは、デモによって国ができたと言ってもいいんじゃないか。1789年にバスティーユを襲撃し、古きルイ王朝から、民衆によってフランス共和政が誕生したのだから、正真正銘の民衆によって国が作られた。
今回はフランスの左派のメランションを支持する人々の集まりであり、現政権のマクロんに反対するデモであった。
このデモは、バスティーユをスタート地点として、リパブリック広場をゴールとするマニフェストの行進だった。
参加者は、老若男女とはず本当に多数の人が参加しており、道が埋め尽くされていた。今回は、平和的なデモであり、道の途中にお酒を購入できる屋台やケバブを売っている店を設置されており、なんだか祭りのような雰囲気だった。
しかし、これだけ大勢の人が参加しているフランス。さすがに政治に関して意識が高い。今年のフランス大統領の選挙に関しても、多くの人が関心を持っており、選挙に行くのが当たり前といった感じだった。
自分がいない日本でも、原発問題や自衛隊の法解釈に大勢の人がデモに参加したという記事を読み、デモに参加するということに、敷居が低くなったのではないのかと思う。いずれにせよ、政治はみんなが参加するという意識は大事だなと思った。