パリの追悼式
パリで追悼式が行われた
たまたまジムのサイクリングマシーンを漕いでいる時に、テレビを見ていたところ、
パリのマニフェストの様子がテレビで写っていました。
場所は、nationと呼ばれる場所で、家からメトロで約10分ほどの場所でした。
具体的に何が起こっているかは、定かではなかったのですが、
ここはphotojournal精神で、急遽ジムでの運動を止めて、現場へと向かうことにしました。
もちろん、一旦家に帰ってカメラを持って。
現場へと着くと、大勢の人が集まっており、大行進をしていました。
しかし、最近のマニフェストと異なり、比較的穏やかな雰囲気でもあり、
どことなく平和的な集まりでした。
後で、この時のことを学校のフランス人のクラスメイトに 聞くと、
ユダヤ人の年配の女性の人が、殺害され、その追悼式のために人々は集まったようです。
この女性は、長年人種差別反対などの活動に従事しており、人々に認知されている人
だったようです。また、同時にその週の前の週に、南フランスのスーパーでISの兵士に殺害されたフランス軍人の追悼式も同時に行われました。
その時は、具体的に何が起こっているのかわからなかったのですが、
大勢のフランス人が、集まり、皆が一つとなっているのが、伝わってきました。
そして、この大勢の人が一体となる、フランスの強さを感じました。
このフランス、とりわけパリは、歴史的な背景や、世界的な都市であることから、
本当に様々な民族、国民が一緒に暮らしており、肌の色、宗教の違い、異なる価値観が
一体となっている都市でもあります。
このパリは、そんな多様な価値観を包み込めるような、都市でもあり、その都市の
表れが今回の、マニフェストで皮膚感覚で伝わってきました。
従って、全体的に厳かであり、平和を求めるようなプラカードを持っている人を
多数目撃しました。
そんな中、ある場所で警察が多数おり、なんだかヤジのように喧騒がある場所が
あったので、何かあるのだろうかと向かいました。
人が多く、遠くからでしか見れなかったのですが、そこには極右の党首の、マリン・ルペンが安全上警察に囲まれながら歩いていました。
このマニフェストの主催者は、今回は極右、極左の政党には来て欲しくはなかったようです。とりわけ極右は、排他的な政策を持っており、今回のユダヤ人の価値観とは真逆といってもいい価値観を持った政党の党首が参加しており、大勢の人がヤジを飛ばしていました。
そして、それを取り囲む警察、またその周りにいる報道関係の写真、ビデオで身動きが取れないような状況でした。
このマリン・ルペンを除けば、平和的な追悼式でもあり、フランスはこう言った
中流派の人で支えられており、マクロンが大統領に選ばれたもの、こう言った人々の投票によるものなんだなと実感しました。