パリも秋到来:ブーロニュの森散策
秋の到来をブーロニュの森から
10月ともなり、朝7時前に起きると、外は真っ暗であり、いったい今は何時だと思ってしまうような、外の薄暗さ。
夏は、毎日のように晴れることが当たり前で、日差しが強すぎるなんて思っていたのも懐かしき日々。
今は、天気はほとんどが曇りなのがスタンダート。
晴れる日なんて、なんだかとても幸せな気分になってしまう、それがパリの秋。
さて、日本でも秋になると紅葉のシーズンとなり、樹々の色が赤くなり美しい色を発色し出す時期ともなり、休日ともなれば紅葉狩りを行うのが秋の行事なのかもしれないが、パリでも樹々は秋到来に合わせて、紅葉していたのである。
パリの中心では、いまいち紅葉感が感じられないものの、ブーロニュの森ともなれば、自然がたくさんあり秋を感じられる。
そしてこのブーロニュの森は、なんとも怪しげな雰囲気を醸し出しており、写真を撮る上では、魅力的なのである。
このブーロニュの森は、以前はかつては強盗や野盗が住んでおり、さらには
以前はこの森は一大売春地帯として有名だったよう。
そして、今でも娼婦と呼ばれる人がおり、以前も車でこの辺りを通った時に、
なぜか女の人が道にポツンと立っており、その時はなぜだろうと思っていたが、
後で納得。
そして、実際に写真を撮っている時も、女の人が立っていた。
写真とは不思議なもので、その場所が綺麗すぎる場所よりも、
社会的な問題、なんらかの雰囲気の悪そうな場所の方が、
魅力的な写真を撮ることができ、人から見てもいい写真と思われる要素が
あるよう。
パリの東にも同じように森があるものの、
自分にはブーロニュの森が魅力的に写ってしまう。
また写真を撮りに来よう。とにかく、パリも秋となった。
そして、明日はサマータイムが終わり、日本との時差が8時間となる。